おもしろい作品を描くぞ! 良い作品を創るゾ! 最初はみんなそう意気込んで、情熱を持って作品を描き始めてると思います! しかし、マンガの場合、その熱量はある2文字の言葉で消し去られていきます。。知ってますか?その2文字とは
ボツ!
ハギャ!!
頑張った先にこんな
ザラキみたいな
呪いのワードがくると
魂もフっ飛びそうですよ!
わたしは初代編集さんのこの呪文で ←呪文になっちゃったw
何度も天に召されそうになりましたよ(笑)
なんせニッコニッコ笑いながら
ウツミクン
ボツだな(笑)
↑ 笑うとこじゃねぇ!の図
なんていうもんだから
その破壊力たるや
すさまじいですヨ、ホントw
だいぶん前の話しだけど
思い出しただけでも傷つくわーw
今日はそんなボツについての記事を
書いてみたいと思います。
マンガを描かない人でも最後まで付き合ってくれると
嬉しいです^^
わたしのブログを読んでる方はご存知かと思いますが、
わたしはマンガの授業を行う際に生徒へ
お手本プリントを配って、授業を進めています。
今回は最初に生徒にお手本として配った
3ページのマンガをみて頂きたいと思います!
ではっ
ドウゾ!
どうですか?
3ページってあっという間ですねw
わたしの大好きなマツコデラックス様が先生で!
ブルゾンちえみちゃんが転校生!マンガにしてみました!
チョットは楽しんでいただけたかな?(笑)
(わたし、ちえみちゃんダイスキなんです) ← 何かの機会で描きたかったんよw
前回の記事で描いたんですが、転校生を題材に描いてみたネームですネ!
まだ読んでない方は良ければ読んでやってください^^
でで!!!
このマツコとブルゾンのネーム
最初に生徒にお手本として配ったと描きましたが、
これ、、
秘密があります!
なにが秘密かっていうと
これ
スゴク
駄目なネームです!!
ストーレートにいうと
ボツネームです!!!(笑)
わたしは敢えて
ボツネームを配っています!
↑ なんですとぉーー!!の図(笑)
いつものことですが
大事なとこなんで文字を大きくしてみましたw
これをお手本としたのは
生徒に
何がいけないのかを
解説するためにわざと
ダメなネームを描きました^^
みなさん
どこがダメかわかりますか?
戻る為にスクロールしてもらうのもアレなんで
もっかい載せますね!
わかっちゃった方!
さすがです!
今すぐマンガを描きましょう!w
これなにがいけないって
どこにいるのか
さっぱりわからない!
背景も一切なく
状況説明が何一つ出来てません!
どこで喋っているのか。。
どこに立っているのか。。
周りに何があるのか。。
さっぱりです!
セリフの面白さと
濃ゆいキャラのパワーでの
ゴリ押し!
セリフの
「席に着け~」とか「転校生くるぞー」で何となく
教室かな?と思うだけ、、
セリフでゴリゴリ押して
絵で説明出来ていない!
この絵で説明出来ていないってのが
マンガで一番やっちゃダメなこと!
わたしが
「読者は、場所くらいセリフだけでもだいたいで想像できるんじゃないですか?」
なんていうと、
ウツミクンが描いているのは小説?
違うでしょ?
マンガなんだから絵で伝えて!
と
これ
メチャメチャ
勉強になりましたね!
当然、演出としてセリフで場所や感情を説明するってのもあるんですが、
やはり絵で見せる方が断然いいんです!
これを意識して作品を創るとね
ひとつ上のステージに上がる気がします。
わたしはそうカンジました
絵で見せてるぶん、セリフが少なくなる
読者はセリフのない一枚の絵から
キャラクターの感情を読み取ろうと
一生懸命見てくれるんです!!
これってスゴイ効果だと思いませんか?
わたしのネームのボツの原因は。。
いっぱいあった気がしますが(笑)
面白い面白くないの前に
絵で伝えるという
マンガ本来の表現が足りてなかった気がします。
やはり相手はプロの編集さん!
稚拙な表現でネームが通るはずはナカナカないですねw
呪いの呪文「ボツ」を回避するには
絵で見せる力をつけないといけないですネ!
ボツくらって
何度も天に召されそうになるのはホント勘弁だけどw
一枚の絵で見せる力がつけば、
きっと今までの自分よりも前に進んでいけるはずです!
また、絵の表現力を磨くというのは
人としての感性も磨くということだと
わたしは思います!
言葉でどうこういうものでもない領域で
とても大変なことなんだけど
精一杯、手を伸ばした者だけが届く
世界を見るためにも
ボツよさようなら!!
昨日の自分を超えて
明日はきっと! 描けると信じて!
超大事な呪文
マホカンタ覚えましょう!!!
ちがうか(笑)
最後まで読んでくれて
ありがとーーーーーーー!!!
注)マホカンタとは敵が唱えた呪文を跳ね返すステキな呪文です。
アレ。。それだと編集=敵。。。
怒られるなw ではではこの辺でーーーー!!
きっと役立つこちらの記事もドウゾ!
基礎を楽しく!読んじゃってー!