伸び盛りの君へ。

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素晴らしい回でした。。神回というのはこの回のこと。。もう映画でしたね。

「鬼滅の刃」のアニメ、第19話「ヒノカミ」のラストシーン。。凄かった。

後半パートのテンションのブチ上げ方はハンパなく、泣きながら観てましたが、エン

ディングの家族のカットシーンで嗚咽に。。

こんなの観せられて泣かない人ってのは、きっと転生50回目くらいの人なんでしょう(笑)

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来週も会いたいと思う主人公を描いてくれ。

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大好きなJAZZを聴きながらお気に入りの緑色のソファーに座り、成績をつけ終えた

生徒の作品をゆっくりと一読者として楽しもうと読み返すこと。それがわたしの最近

の楽しみのひとつ^^

その作品の中でもわたしが特に面白いと感じているのがインタビュー漫画。

 

この課題には生徒達の成長過程がいっぱい詰まってて、本当に読むのが楽しい。

もし、彼、彼女達がいつかプロとなり、インタビューしたキャラでコミックが発売さ

れるなら、学生時代に描いたこのインタビュー漫画をあとがきで掲載してもらえたら

こんなに嬉しことはない。わたしの妄想は膨らむばかりです。

皆さまコンバンワ!

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毎日ハチャメチャに暑いですね!w

朝夕の愛犬チャチャ丸の散歩中。。このまま突っ立ってたらわたし、溶けるんじゃな

いの?って思うくらいド暑いですw

 

妄想が現実となったらイイナーと

冒頭で触れたインタビューマンガ漫画ですが、

このブログで2作品程掲載しましたが、面白い作品がまだまだあるんですよ!

ページも20ページを超えるボリュームのやつとか!

臭野臭子のインタビュー漫画とか!

許可を取ってまた2019年スキャンと加工の旅に出なければなりませんネ!(笑)

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さてさて

前回の記事では、読み切り作品を描く上での注意点を書きましたネ!

登場人物の数、おススメは

主人公、ヒロイン、敵(ライバル)+マスコットの構成です。

なんの話し?って人は下記の記事からチェックしてネ^^

 

www.chumic.fun

 

では早速!

今回はその続きでわたしが作品を描く上で、

大切だと考えていることについてのお話しです。

 

わたしが思う大切な事とは

主人公の目的や行動理由に共感させて

「好き」になってもらうこと。

そして、その目的を応援したくなることです。

 

なんだー!知ってるし!wって方は

一気に↓にスクロールして、生徒の作品を見てくだされ^^w

 

 

難しいことは言ってないし、シンプルです!

それだけ?って思うかもしれないけど、

プロを目指して描いてる方でもこれが

意外と出来ていなかったりします。

 

好きという感情は格別。

スペシャルである。

 

少しでも、読者に「こいつ、、いい奴だな。」とか

「素直じゃないけど、、何だかんだ頑張ってるな。。」

「カワイイな。。」「一生懸命だな。。」とか

 

そんな気持ちにさせるように、

読者にキャラを見せて、

「好き」という感情を引き出してあげることが大切だと考えています。

 

「好き」にも色々ありますけどネw

可愛くて好き、カッコよくて好き、

異常な程の狂気、カリスマ性があって好きとか

 

ボクと同じようなつらい経験をしても前向きに頑張ってて

壁を乗り越えようとしている、、

負けまいと、必死に踠いている姿に胸を打たれて、、好きとか。

 

信じてた友達に裏切られても最後までその友達を信じ抜く

その純粋で真っ直ぐな気持ちが好きとか、、

 

誰にも弱みを見せず、弱音を吐かず、

影で寡黙に一生懸命頑張ってる姿が好き、、、とか

 

なんか最後の3つは具体的なのはわたし自身の「好き」が入ってますネ(笑)

 

こんな風にみんなの中に色んな「好き」があると思うんです。

ライトな好きから、ガチガチに虜になる、夢中になる好き。胸を焦がすような狂おし

いほどの好きまで。

それをあなたのキャラクターに映しこんで描くことが出来れば

血の通った主人公達が生まれると考えています。

そんなキャラクターを読者に魅せられたら、

最後まで読ませる漫画が出来てると思う。

 

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「好き」という感情ってその人のことを知りたくなること。

恋愛の「好き」という感情と近しくて、

そのキャラクターのことを知りたい。

読み切りなら、最後まで主人公のことを見たくなるように。

連載作品であれば来週もこの主人公に会いたいと思わせるのが大切だなと。

 

 

前回の記事でも書きましたが、

わたしの初代の編集さんは、連載用のネームを描いてるわたしに、

「来週も会いたくなるような主人公を描いてくれ」と言ってました。

 

 

皆さんにここで質問です。

 

「会いたくなる」ってどういうことだと思いますか?

 

うむむ。。。

 

正直、こういうのって

なかなか直ぐには答えるのは難しくないですか?

 

 

直ぐに答えれる人は、きっと感情の輪郭を言葉にできる

文才がある方ですね。←羨ましいw

 

わたしは言われてすぐにはピンと来なかったんだけど

考えて、考えて、、ひとつの答えにたどり着きました。

 

「会いたくなる」って「知りたい」ってこと。

 

本質的にその人のことをもっと「知りたい」は、、「好き」だから。

わたしはこう考えます。

主人公のことを「好き」になってもらわなきゃ!と。

 

当時のわたしはどうやったら面白く漫画が描けるか悩んでいましたが

この答えにたどり着き

どう描けば主人公を好きになって貰えるかを考えるようになって、

ネームを描くのがスゴク楽しくなったのを覚えています。

 

また、わたしは、

目的や行動理由に共感できない主人公、好きになっていない状態、置いてけぼりにな

った状態でその主人公がピンチに陥っても、、

ワアァ! 頑張れェ!とか

ウォォォ!その悪党を倒せェ!とか

その思いが叶ってほしいィ!成功してほしいィ!とか、

急に気持ちは盛り上がらないんですよネ。。

置いてけぼりからの感情移入はとても難しい。。

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作中に主人公の目的や行動理由、好きになる様なエピソードがないと

「なんでコイツこんな一生懸命になるんかわからんー」ってなっちゃうんで。

クライマックスでの行動で、最初出来なかったことが、トラウマや試練を乗り越えて

主人公の成長を見せる演出もありますが、そこにたどり着く前に、ちゃんと主人公の

ことが気になるように、知りたくなるように、好きという感情が引き出されているの

が良いと考えます。

 

 

いっぱい書きましたが、纏めると

読者に主人公の目的や行動理由に共感してもらう。

「好き」になって貰えるエピソードを用意する。

主人公がこの後どうなるのか?「知りたい」と思わせる。

主人公の目的を応援したくなる様に描くことが大切であるとわたしは考えます。

 

 

まー。。

説明しなくても自然と知りたくなるように、

「好き」になるにように描いてくる子もいますけどね^^(笑)

 

そういうのが感覚的にわかっている子は、いい映画や漫画作品を

ちゃんと観て来てて、なんていう表現が適切なのか難しいですが

染み込んでいるというか、

自分のフィルターを通して自然と作品に昇華させてますネ。

うん。

ロジックじゃない創り方で「好き」が描けるのが最高ですネ^^

 

 

いあーーー・・・

毎度のことだけど

長かったなーw

生徒の作品はやくみせてよー!と思っている方もいることでしょう!w

最近色んな方に言われたんですよね、、

生徒さんの作品楽しみにしてますって(笑)

 

そして

とある生徒に、コレ先生のブログですか?って

ここのブログのことを聞かれて

そーだよーと答えたんですが、

ブログ見て第一声目が、

長いッ!!

でしたからねwww

 

きっとまた言われてるんだろうナー(笑)

 

そんなこんなでもう行きますw  

 

生徒の作品です!

ドーーーゾーーー!

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絵が華やかだから一瞬で脳が楽しいモードへ^^!

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ひとつひとつの作り込みが本当に楽しい。。

キッチンやお風呂の場所など、マンションの間取りとか

周辺の地図、路線図、、サイクリングロード、マラソン大会の使用される道路など

細かな舞台設定、ちゃんと作者が作品の中に降り立っています。

3コマ目のように

自宅のベランダからの景色が描けるなんて、彼女が作品に降りてる証拠のようなコマ

です。

よく出来てます!

 

そして今回の記事の表紙絵に選ばせてもらったものがこちら↓

 

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アホたれうさぎの「両宮さくら」と「両宮くれは」のタイトル絵!

今年の1年生は普段の年より人数が多いのですが、もうこれだけの表現で見せてくれれ

ば一目で彼女の作品とわかる素晴らしい仕上がりですよネ^^!

 

 

そして彼女の作品も是非見てほしい!

では!

ドウゾーーーーーーーー!!

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彼女の描くキャラクターも華がある!

そして視認性が良いのです。

色々な課題で上がってくるキャラ、どれもシルエットにしてもわかる。

これってキャラクターを描く上でとても大切!

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そして表紙!

f:id:chumic:20190811214445j:plain殺し屋の「ツネ子」

ツネ子の弟の「ツネ吉」と、ポンコツたぬきの「ヌ太郎」の3ショット!

華がありますねー^^

そして最後のこの舞台設定を是非観ていただきたい!

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上記の舞台設定を見たとき、わたし、、思わず握手しました!

ガチ嬉しくて(笑)

求めていたのはこういうのだ!って。←テンション上がったw

 

授業の中で、わたしのお手本を読んでもらいながら生徒には口頭で

こう説明してたんです。

 

この世界には地獄犬で編成された空挺部隊があるとか、、

死者が裁きを受ける館があり、そこには現閻魔大王がいるとか

人気の地獄犬達を特集した本があるとか!

本編関係なくても良いから

絵だけじゃなく、字とかいっぱい書いてくれて良いからねと!

 

彼女はですね、

主人公のツネ子が居るところはイルホルム島、

敵のターナが活動するところは大都アルマグナ、その他はオルフィン大陸や、ウルモ

ーア湿原などと、周辺の大陸のことまで細かく書いてきてくれて

私の意図をちゃんと把握してくれてスゴク嬉しかった!

 

この島への移動手段は船で。。とか、、島の服の文化まで、、、

聞けば聞くほどちゃんと考えていることがわかり、作品のビジュアルがわたしの頭の

中にも浮かんできて素直に面白いんです。

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良いところは他にもあって、これだけの設定を書いてあれこれ出したいだろうに、

ストーリーが進むのはこの地域とかちゃんと考えているんですよ。

上記の設定の中で黒枠で囲っているとこですネ!

 

彼女は勉強家で作品を創る意欲、情熱があり、冷静かつ客観的に俯瞰でものを観れるのがとても良いところ。

彼女の創ったこの世界で活躍するキャラクター達を是非、世の中の人にも見てほしいものです!

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次回は紹介しきれていないエースの作品や

優秀な4コマ、描き文字の課題などをお見せしたいと考えていますので

こちらもお楽しみにーー^^

良いのがあるんですヨーー!!早くお見せしたい!

 

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そしてもう少しコンパクトに纏める! 努力はするつもりw 

 

最後に、、

前回と今回の記事は今、夏休みを利用して

一生懸命ネームを進めようと頑張っている1年生の生徒達や

プロを目指して日々努力している方達へ少しでも力になれたらと考え、

わたしなりに大切だと思うことを書いて纏めてみました。

 

漫画を描く上で何かしらの気づき、解決の糸口になれば嬉しいです!

 

今日も最後までお付き合いいただき

どうもありがとうーーー^^

 

       

 

 

お・ま・け 

わたしが長時間の作業の時に聴いてるJAZZ!

そしてたまに心地よくて寝落ちする ←ダメじゃんwww


Good Night Jazz - Relaxing Instrumental Cafe Music - Slow Jazz for Sleep

 

 

 

www.chumic.fun

www.chumic.fun

www.chumic.fun

www.chumic.fun

 



読み切りに登場させるキャラクター人数、知ってますか?

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エンターテイメント作品を描く上で大切な事はたくさんありますが、シンプルに作品を描く上でわたしが大切にしていること、気をつけていることが2つあります。

基本的にこの2つを守っていれば、読者に受け入れられないような難しい作品は出来上がって来ないと考えています。

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プロってナニ? ホンモノってナニ?

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毎年この時期のなると、前期のマンガ授業の成績表をつけているのですが、現時点で2年生はナントカ8割ほどかな?(笑)  採点し終わったカンジ!  

1年生の前期の成績表は手元のある課題からドンドン採点してますが、もうブッチギリ

でイイ点数が出そうな子がいえ?、、マジで⁉︎と

ただただ驚嘆するわたしです(笑)

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生徒にコマ割りを教えた結果、、、

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ムフフw 一年の生徒がですね、エースを筆頭にガチ伸びしてて、絵のクオリティがドンドン上がって最近は超ご機嫌なわたしです!・・・・・実は・・・それに輪をかけて上機嫌になる出来事がありまして、またまたやってくれました!

ナナナント!3月に卒業した生徒さんがまた漫画雑誌「花とゆめ」にて

第3位というスバラシイ好成績を収めましたーーーーーーー!

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必見!生徒の4コマ漫画を8本掲載だァァァ!

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観てきた!観てきちゃった! 軽妙なオープニングで、エンドゲーム後の世界、ヒーロー達の状況を説明し、笑って、泣けて、圧巻の格好良さで2時間を駆け抜け、終始わたしを夢中にさせてくれた映画、「スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム」!

いやーーーーw たまりませんよコレ!  

まだの人は是非観てみてください!

基本的にマーベルの作品はキャラ立ても含め、基本がイッパイ!

生徒には絶対みてほしい!!(笑) エンターテイメント作品の教科書ですネ!

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